ODA QUALITY

小田牛は1973年就農以来、農場ブランド
として多くのお客様にご愛顧いただいてまい
りました。昨今、食に対する意識や環境が大
きく変化しておりそのニーズやブランドへの
意識も変化しています。

鹿児島産黒毛和牛「小田牛」として長きに渡
り展開して参りましたがこの度、雌(めす)
牛の新ブランド「odagyuQueen’s」
を新設し、お客様のニーズに対応します。

また「ODAGYU」ブランドの品質を更に
高めることを目的に「ODA QUALITY」
を定義とした基準を設け|安全|納得|安心|
の3本柱を軸に感動(信頼)と満足(心)を
皆様から得る事が出来る会社を目指します。

ODAQUALITY1.

〈新ブランド展開と差別化〉ODAGYU-NEW-BRAND 
小田牛は、鹿児島県で就農した黒毛和牛専門農場「小田牧場」で育てた生産者によるプレミアムブランド牛です。昨今、雌牛を好んで使うレストランが増えてきました。 雌牛の方が雄牛と比べ皮下脂肪が多く、肉質がキメ細かく、柔らかいデータがあり、その美味しさを求める傾向があるようです。 そこで弊社では雌牛の新ブランド「odagyuQueen's」を設定し、その需要に対応してまいります。
(小田牛クイーンズの販売は予約制となります)

ODAQUALITY2.

〈小田牛はおいしさの見える化へ〉
弊社は、新しい評価指標として脂肪酸(一価不飽和脂肪酸・MUFA)の数値を平均値で数値化し、一般消費者や飲食業者・輸入業者の方々に関心を持ってもらい、おいしさの見える化を設定、小田牛ブランドのさらなる向上につなげます。
〈脂肪酸とは…〉
脂肪酸とは大きく分けて、〈飽和脂肪酸〉と〈不飽和脂肪酸〉に分けることができます。飽和脂肪酸は、物質として安定的な状態なことから、脂など融点が比較的高めのものが多く・ミスチリン酸・パルミチン酸・ステアリン酸などがあります。一方で、不飽和脂肪酸とは、〈一価不飽和脂肪酸〉と〈多価不飽和脂肪酸〉に分けることができ、一価不飽和脂肪酸には・オレイン酸・パルミトレイン酸・ミリストレイン酸、多価不飽和脂肪酸には・リノール酸・リノレン酸・アラキドン酸などが挙げられます。

ODAQUALITY3.

〈不飽和脂肪酸|一価不飽和脂肪酸(MUFA)〉
脂肪の質は〈飽和脂肪酸〉と〈不飽和脂肪酸〉の比率によって決まります。飽和脂肪酸の含量が多いと脂肪の口溶けが悪く、食べた後に口の中がザラつくような不快感が残ります。反対に、不飽和脂肪酸の含量が多いと口溶けがよく、しつこさを感じないほか、風味豊かに感じます。また、オレイン酸には動脈硬化を予防する働き(悪玉コレステロールを特異的に下げる)があるということがわかっています。牛肉では不飽和脂肪酸の大部分がオレイン酸で構成され、一般的に総脂肪酸中に含まれる不飽和脂肪酸が一番多いのは黒毛和種牛肉で、乳用種牛肉が一番少なく、交雑種牛肉は中間程度といわれています。黒毛和種牛肉の平均的なオレイン酸含有率は50%程度で、オレイン酸銘柄牛肉では、含有率55%以上を認定基準に取り入れています。
※一価不飽和脂肪酸割合が高過ぎると筋線維が軟らかくクッキングロスが増加、食感が悪く好ましくない状態。最適割合59%程度とされる。

ODAQUALITY4.

〈一価不飽和脂肪酸MUFAの測定と公表〉
弊社の年間出荷頭数(約2,400頭)の中から、一価不飽和脂肪酸(MUFA)測定可能屠畜場にて計測したデータ(年間約580頭)を自社にて蓄積し、平均値を算出します。従来の格付基準とは別に「小田牛のおいしさ」を数値化することで、小田畜産(小田牛)のこだわり|安全|納得|安心|に結びつくのです。
※MUFA値avg.58%は小田牛の平均試験データ(2022年11月分算出)
※MUFA値は小田牛証明書に印字、及びHP等で公表する予定です。

ODAQUALITY5.

〈抗生物質を使わない自社の配合飼料〉
小田畜産独自の配合飼料を開発し、JAグループに委託製造しています。近年、抗生物質の入った飼料を使う農場が多くなりつつありますが、私たち小田畜産では、〈成長ホルモン剤〉や〈モネンシン(抗生物質)〉などの入った飼料を使用せず、厳しい衛生環境と飼養管理のなか、肥育日数約24か月前後で出荷しています。
※一般的な輸入牛は、肥育日数や薬剤の投与、飼料情報はオープンになっていません。