鹿児島黒毛和牛

小田牛

  昔、農家には家族みんなで育てた牛が
  いたものです

  畑ではその堆肥を使った健康な土で
  四季折々の野菜が育ち
  そして家族の食卓へ

  それが当たり前だった頃がとても懐か
  しくまた、その光景が今の
  小田畜産の原点のような気も致します

      代表取締役 小田 健一

           *
    小田牛は、小田健一が1973年
    就農の鹿児島産黒毛和牛専門農場
    「小田牧場」で育てた生産者によ
    るプレミアムブランド牛です。
    私たちは、成長ホルモン剤や抗生
    物質(モネンシン)などの入った
    飼料は使用しておりません。
           *

農場部門長 小田太一郎

『見た目重視の牛が美味しいのか?』
極限まで牛を追込み、味のない見た目重視の牛をよく見かけます。一言でいえばA5等級の条件は「肉分量A~C・霜降りの美しさ5~1」が基準で、美味しさを示す条件としては疑問が残ります。私どもの考える「美味しい肉」とは口溶けがよく、しつこさを感じない、風味豊かに感じる「味のある牛肉」だと就農以来ずっと考えています。当社では*MUFA値を集計・公表し、おいしさの見える化へ取り組みます。
→詳しくはODA QUALITYへ(*MUFA値=一価不飽和脂肪酸)

〈1.育て方にこだわる〉
より良い牛に育つには、最初の4~6か月間が肝心です。ストレスのない環境でのびのび育て、骨や体を形成する基礎作りをします。生育時期に合せて餌の配合・配分を段階に分けて与えております。また、獣医が日参し、スタッフが健康状態を一頭ずつカルテで管理。人が手と目と愛情をかけ、約2年間大切に育ています。50年以上培ってきた経験や飼料づくりに自信と誇りがあります。

〈2.環境にこだわる〉
薩摩半島の南部、開聞岳を望む知覧牛舎は東京ドーム約3個分の広さを誇ります。2017年に牛舎を増設し、エントランスには大型ダンプを消毒できるシャワーを設置「農場に菌を持ち込まない、増やさない、持ち出さない」3つの視点で生産現場の適切かつ安全な防疫措置を実施しています。風通しの良い高い天井の下、鹿児島産の杉・ヒノキを使用した敷料は適度なクッション、通気性を確保、また暑さ対策としては特殊なスプリンクラーを使い温度調整、牛たちはゆっくり過ごしています。

〈3.飼料にこだわる〉
牛肉の旨さを求めて、米と大麦の重要さにたどり着きました。昔、炊いた米(古古米)を牛に与えていた時代の日本の牛ならではの美味しさ。それは米食にあるように思います。牛の4つの胃でバランスよく消化吸収できる飼料を探求。科学的実証が可能になった現在、香り、柔らかさなど美味しさの要素を客観視できるようになりました。独自の餌は米と大麦の使用比率が他社に比べ高く、全12品目はトップクラスを誇ります。小田牛ブランドと称される健康で美味しい肉質になるのです。

〈4.加工にこだわる〉R5年JFS-C規格取得済
2021年完成の工場は最新技術アルコール凍結や急速凍結機を装備し提供する商品によって冷却方法を変えております。肉は凍る際に細胞内の水分が結晶となり膨張します。0℃~ー5℃の通過スピードが遅いと、さらに膨張し続けて細胞膜などを壊す為、解凍時にそこからドリップが流れ出てしまうのです。短時間凍結で、うまみ・栄養素を含むドリップを抑え、美味しさをキープ。原料受入から最終製品までの各工程ごとに、HACCPシステムを導入しています。

販売部門長 蜜澤彰宏

〈5.美味しさにこだわる〉
私たちの牧場や加工場は家庭の食卓の延長という考えで商品をつくっています。サシ(霜降り)にあえて拘らない健康な牛を育て、家庭の手料理のように、食べやすく丁寧に筋を取除きカットします。食べ方や、焼き方のレシピを提供し、お客様が開封された時、食べられた時、その一瞬一瞬を大切にしております。そして約10年続いているお客様の喜びの声や、ご要望の声はODAGYUにとって貴重な財産であり次の商品づくりに活かし、これからも本物の美味しさを追求します。